楽しみな総理大臣杯決勝

今年の総理大臣杯決勝は国士舘大学vs大阪学院大学という徳島ヴォルティスのサポーターとしては非常に楽しみなカードとなっている。

国士舘大学の10番 棚橋 尭士選手は来シーズンより徳島ヴォルティスに加入することが決まっている。
初戦となる2回戦では常葉大学に延長の末2-0で勝利、2点を決めたのはいずれも棚橋選手。
2回戦、準々決勝はフル出場、準決勝は3-0となった88分に退いている。

大阪学院大学には徳島ヴォルティスユースから進学した選手が何人かいる。そして、このうち今回の総理大臣杯でメンバーに入っているのは、8番 澤崎 凌大選手と 26番 四宮 悠成選手の2人。

  (ここからは澤崎くん、四宮くんと書きます)

大阪学院大学はリーグ戦の方は前期10位とふるわなかったが、関西選手権では3回戦から登場し、神戸学院大学に1-0。
4回戦では大阪商業大学に8-0、この試合では澤崎くんはスタメンフル出場で2得点、四宮くんは60分から出場し1得点。
準々決勝ではリーグ戦首位の関西学院大学に2-0、澤崎くんはスタメンフル出場、四宮くんは74分から出場。
準決勝は関西福祉大学と対戦し2-1、澤崎くんはスタメンで86分まで出場、四宮くんは澤崎くんと交代し、86分から出場。
決勝はリーグ戦4位の関西大と対戦し、1-4だったが見事に関西2位で総理大臣杯出場を決めた。決勝では澤崎くんはスタメンフル出場で1得点。この得点は前半3分の先制点でした。四宮くんは70分から出場。

総理大臣杯では1回戦から出場し、1回戦は札幌大学に6-0。澤崎くんはスタメンで27分に2-0となる得点、3-0となった54分に退いた。四宮くんは54分に澤崎くんと交代して出場、85分には4-0となる得点を決めた。
2回戦は東海学園大学と対戦し 2-1。澤崎くんはスタメンフル出場、先制点をアシストしている。四宮くんは55分から出場。
準々決勝は明治大学と対戦し 1-1、延長でも決着がつかず PK戦を 5-4で勝利。澤崎くんはスタメンフル出場で57分に同点となるPKを決めている。PK戦でも1番手で登場ししっかりと決めている。四宮くんは80分から出場、30分間プレー、PK戦では8人目で登場し、しっかりと決めている。明治大学の8人目の選手が失敗し、PK戦は5-4で大阪学院大学が勝利。
準決勝は駒澤大学と対戦し 1-1、延長でも決着がつかず PK戦を 4-3 で勝利。澤崎くんはスタメンフル出場で54分に放ったシュートのこぼれ球から先制点が生まれている。PK戦では再び1番手で登場し、しっかりと決めた。四宮くんは68分から出場し、42分間プレー。PK戦は2番手で登場、しかし、失敗して先行されるも、逆転で4-3勝利。

徳島ヴォルティスユースの2選手の活躍も頼もしいし、国士舘大学の棚橋選手の活躍も期待したいという決勝はなんとも楽しみなカードとなった。

ところで、澤崎くんは徳島ヴォルティスユースでも結構活躍している。ので結構知っている方も多いかと思う。
プリンスリーグ四国では1年生から出ていて、
2017年 背番号24 9試合出場2得点2アシスト 出場時間179分
2018年 背番号15 16試合出場1得点4アシスト スタメン8試合 出場時間780分
2019年 背番号8 18試合出場5得点7アシスト スタメン18試合 出場時間1,568分 最優秀選手(MVP)
という活躍である。
ちなみに、2016年のクラブユース(U-15)では徳島ヴォルティスJYでグループステージ3試合にフル出場している。冬の高円宮杯もスタメンフル出場。チームは1回戦敗退。

一方、四宮くんのプリンスリーグ四国の成績は、
2018年 背番号37 出場なし
2019年 背番号17 5試合出場 スタメン1試合 出場時間110分
2020年 背番号7 9試合出場2得点 スタメン9試合 出場時間676分 ※コロナ禍で9試合で開催
同じく、2017年のクラブユース(U-15)で徳島ヴォルティスJYで参加、グループステージ3試合、決勝トーナメント1試合にベンチ入りするも出番はなかった。冬の高円宮杯もベンチ入りするも出番はなかった。
この2017年の徳島ヴォルティスJY、結構メンバーが揃ってた年である。
GK 1 後東 尚輝 ⇒徳島ヴォルティスユース⇒徳島ヴォルティス⇒栃木シティ(関東リーグ)
DF 5 石田 侑資⇒市立船橋高校⇒ガイナーレ鳥取
MF 7 中田 舜貴⇒徳島市立高校⇒関東学院大学
MF 8 一宮 優斗⇒長崎総合科学大附高⇒びわこ成蹊スポーツ大学
FW 9 西野 太陽⇒京都橘高校⇒徳島ヴォルティス
MF 10 橋本 空新⇒徳島ヴォルティスユース⇒IPU・環太平洋大学
GK 12 高橋 想⇒徳島ヴォルティスユース⇒立命館大学
FW 13 岩佐 啓吾⇒玉野光南高校⇒神戸学院大学
MF 18 光藤 海晴⇒徳島ヴォルティスユース⇒産業能率大学

さて、この中で四宮くんはなかなか出番がなかったのである。四宮くんの身長/体重は、
中学3年 152cm / 38kg
高校2年 161cm / 44kg
高校3年 168cm / 51kg
大学2年 172cm / 56kg
とこんな感じである。
中3の高円宮杯はユースに昇格しなかった4人を除いたメンバーで戦ってたんですが、それでも試合出場できなかったのですが、ユースに昇格。
高校1年のときの話、当時のコーチから話を聞いたのですが、四宮くんは高校が遠いこともあり、体格の面もあり、一人金曜日(だったと思う)の練習は免除で、まずは家帰って宿題やるなり、寝ろ、と言われていたみたい。技術はあるので、あとは体ができれば、、という考えだったみたいです。
徳島ヴォルティスユースのスタッフ陣は個々の選手にあわせた指導を行っていて、高校だけでは終わらず、その先までを見てくれているようである。それでも、やはり、最後は選手個々の頑張りや努力によるものである。

3年生になりプリンスリーグに出れるようになったのですが、3年の春で身長は168cm、かなり伸びたようである。3年生の時のプリンスリーグは全試合出て優勝に貢献したのであるが、コロナ禍ということもあり、無観客での実施で、徳島のサポーターにプレーを観てもらう機会がほぼなかった。
大学は大阪学院大学に進学。ここは200人を超える規模のチーム、この中でメンバーに入るのはなかなか大変なはず。。今、大学2年生で、総理大臣杯では全試合途中から出場している。大学に進学してもなかなか出場機会に恵まれない選手もいるなか、非常に努力をしているのだと思います。

こういうことを頭に入れつつ、総理大臣杯の決勝を楽しみにしたいと思います。
澤崎くんの活躍も楽しみだし、四宮くんが出るならやっぱり嬉しい。国士舘大学の棚橋選手を含めて、3人が試合が終わったときにピッチ上に立っていれば嬉しいなぁ、と。

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