地域リーグ決勝大会回顧録

地域リーグ決勝大会が始まった。さて、過去の記録を掘り返してみると、四国勢が地域リーグ決勝大会を突破したのは、20年近く前にさかのぼる。
このときの四国リーグ覇者は大塚製薬。四国リーグを13勝1分という圧倒的な成績で制し、地域リーグ決勝大会に臨んだ。
4グループに分けれて行われる予選リーグは万博で行われたC組に入った。相手は関西1位の三洋電機洲本、中国2位の山口教員クラブ。
初戦、三洋電機洲本に5-0と大勝。2戦目、山口教員クラブとの試合は、前半19分に米田のシュートで先制するも、26分にPKから同点とされた。
この結果、翌日の試合で山口教員クラブが6点差で勝つと予選敗退、という自力が消滅した状態となったが、翌日の試合は1-0で山口教員クラブの勝ち。なんとか得失点差で決勝リーグに進出を決めた。
この時のスターティングメンバーはGKに松橋、DFに笠原、石井(後の監督)、梶本、斉藤(現強化部長)、MFに山田(現ジュニアユース監督)、青木、吉村、FWに佐々木、大本、米田。

▽1990/3/2
大塚製薬(四国1位) 5-0 三洋電機(関西1位)
▽1990/3/3
大塚製薬(四国1位) 1-1 山口教員(中国2位)
▽1990/3/4
山口教員(中国2位) 1-0 三洋電機(関西1位)

決勝リーグは万博で。A組を連勝で勝ち抜けた関東1位の読売サッカークラブジュニア。強豪揃いのB組を1勝1分で勝ち抜けてきた東海1位の西濃運輸。C組の大塚製薬にD組は得失点差で辛うじて進出してきた関西2位のNTT関西。
以上の4チームで争われた。
初戦は読売サッカークラブジュニアと対戦。前半21分に高尾(後に大塚FC)のアシストから高橋利徳のゴールで先制される。しかし、23分に相手DFのミスから大本の同点ゴールで追いつき、そのまま1-1で試合終了。
読売には後に大塚FCに移籍してくる荒井もいた。この試合は三好主将が復帰し、佐々木に代わり吉村がFWで出場している。

▽1990/3/16
大塚製薬(四国1位) 1-1 読売サッカークラブジュニア(関東1位)
西濃運輸(東海1位) 2-1 NTT関西(関西2位)
試 勝 分 敗 得 失  差 点 西読大N
西濃  1  1  0  0  2  1  +1  2 -  ○
読売  1  0  1  0  1  1   0  1  -△ 
大塚  1  0  1  0  1  1   0  1  △- 
N関  1  0  0  1  1  2  -1  0 ●  -

2日目の試合は2試合ともスコアレスドロー。JSL昇格は最終日に持ち越すこととなった。

▽1990/3/17
大塚製薬(四国1位) 0-0 NTT関西(関西2位)
西濃運輸(東海1位) 0-0 読売サッカークラブジュニア(関東1位)
試 勝 分 敗 得 失  差 点 西読大N
西濃  2  1  1  0  2  1  +1  3 -△ ○
読売  2  0  2  0  1  1   0  2 △-△ 
大塚  2  0  2  0  1  1   0  2  △-△
N関  2  0  1  1  1  2  -1  1 ● △-

大塚製薬vs西濃運輸の試合が第1試合、読売ジュニアvsNTT関西の試合が第2試合で行われた。
第1試合、大塚製薬は勝てばJSL昇格。引き分け、負けだとかなり厳しい状況。
逆に西濃運輸は引き分け以上でJSL昇格が決定。
試合は同点かと思われた後半44分に動いた。大本からのセンタリングを吉村があわせてゴール。これが決勝点となった。
第2試合は後半に3得点をあげた読売ジュニアが勝ち、勝ち点を4として大塚製薬と共にJSL昇格を決めた。

▽1990/3/18
大塚製薬(四国1位) 1-0 西濃運輸(東海1位)
試 勝 分 敗 得 失  差 点 大西読N
大塚  3  1  2  0  2  1  +1  4 -○△△
西濃  3  1  1  1  2  2   0  3 ●-△○
読売  2  0  2  0  1  1   0  2 △△- 
N関  2  0  1  1  1  2  -1  1 △● -
読売サッカークラブジュニア(関東1位) 3-0 NTT関西(関西2位)
試 勝 分 敗 得 失  差 点 読大西N
読売  3  1  2  0  4  1  +3  4 -△△○
大塚  3  1  2  0  2  1  +1  4 △-○△
西濃  3  1  1  1  2  2   0  3 △●-○
N関  3  0  1  2  1  5  -4  1 ●△●-

JSL昇格1年目は、山田主将(現ジュニアユース監督)に、髙本(現社長)、関口(現ユースコーチ)らを加えたメンバーで戦っていくことになった。

1972 徳島県1部  優勝  7試 7勝
1973 徳島県1部  優勝  7試 7勝
1974 徳島県1部  優勝  9試 8勝1分
1975 徳島県1部  優勝  9試 9勝
1976 徳島県1部  優勝  9試 8勝1分
1977 四国リーグ 3位  14試 8勝2分4敗
1978 四国リーグ 優勝 14試11勝   3敗
1979 四国リーグ 優勝 14試 8勝4分2敗
1980 四国リーグ 2位  14試10勝1分3敗
1981 四国リーグ 優勝 14試10勝3分1敗
1982 四国リーグ 6位  14試 6勝1分7敗
1983 四国リーグ 3位  14試 8勝4分4敗
1984 四国リーグ 8位  14試 1勝4分9敗
1985 徳島県1部  優勝 11試 8勝3分
1986 徳島県1部  4位  11試 6勝1分4敗
1987 徳島県1部  8位  11試 4勝2分5敗
1988 徳島県1部  優勝 11試11勝
1989 四国リーグ 優勝 14試13勝1分

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