高松商高の挑戦

8/31に天皇杯1回戦が行われたが、そのうちの高松商高はプリンスリーグ四国と日程がかぶっており、両方の試合を戦うことになった。
幸いにも、プリンスリーグ四国は生島のサブグラウンドで11時から、天皇杯は生島のメイングラウンドで14時からと移動はほぼ問題ない状況であったが、どちらも試合時間は45分ハーフで、天皇杯はさらに同点の場合は延長がある、という試合形式。

高松商高は香川県予選を勝ち進んだことでも分かるとおり強豪で、現在プリンスリーグ四国でも2位につけているチーム。さらに、8/31のプリンスリーグ四国の試合を落とすと自力優勝がなくなる、という状況。

通常ならば、Aチーム、Bチームと分けて戦う、というケースもあるかと思われるが、プリンスリーグ四国も落とせない、天皇杯もベストメンバーで戦いたい高松商高が採った策は、プリンスリーグ四国の方を3人だけメンバーを落として戦う、という作戦だったらしい。

うまく試合は運べば、後半途中からでも選手交代をして、主力を休ませたいところだったはず。プリンスリーグ四国では交代は5名まで許されているので、うまくいけばかなり休ませることができるはずである。

試合は、狙い通りに高松商高が前半に先制するも、後半立ち上がりに同点とされてしまう。この試合を落とせない高松商高は、主力を2人投入して打開を計ろうとするが、その後も失点をして 1-3 で敗れてしまった。

この時点で、試合に敗れ自力優勝がなくなる、という事態と、主力選手を使わざるを得なかった、、という二つの予定外の事態となった。

1時間後に行われた天皇杯では、プリンスリーグの試合で最後にピッチに立っていた選手11人のうち、実に10人がスタメンであった。この試合は、前半24分、37分と得点をあげて 2-0 とリードするも、前半39分に1点を返されて、2-1 で前半を折り返す。
この時点で、ピッチ上の11人のうち 8人は、135分プレーしたことに。久保くん、中村くんの2人も80分プレーしている状況。後半はシュート数 0-12 と圧倒され、6点を奪われて逆転負けとなってしまった。

この日はものすごい暑い日で、公式記録では、プリンスの試合が気温30℃、湿度80%、天皇杯の試合が気温34.2℃、湿度65%。この中を2試合するのは非常に無謀だったかも。
本当は試合日程を1日でもずらすことができるならば、それがよかったのではあるが...。
（もちろん、プリンスリーグ四国の日程が決まっていた中で、7月末に天皇杯の日程が決まったのであるが、その時点で、天皇杯を 9/1 開催という手もあったような気はする）

                プリンス 天皇杯         プリンス出場記録(ここまでの9試合)
GK 前田 章博      ○ 90   ○ 90    180    スタメン9試合
DF 植村 将人      ○ 90   ▽ 61    151    スタメン9試合
   二宮 孝行      ○ 90   ○ 90    180    スタメン9試合
   小谷 勇稀      ○ 90   ○ 90    180    スタメン9試合
   久保 秀介      ○ 90   ○ 90    180    スタメン9試合
   岡田 祐一郎    －      ▲ 29     29    スタメン1試合、途中出場2試合
MF 末久 聖        ○ 90   ▽ 68    158    スタメン9試合
   六車 慶太      ○ 90   ▲ 22    112                   途中出場3試合
   岡田 純弥      ▽ 55   ▲  1     56    スタメン1試合、途中出場2試合
   西岡 武瑠      ○ 90   ○ 90    180    スタメン9試合
   久保 敦也      ▲ 35   ○ 90    125    スタメン1試合、途中出場2試合
   岩佐 勇人      －      ▽ 89     89    スタメン9試合
FW 稲田 翔太      ▽ 55   外        55                   途中出場2試合
   岡田 倫太朗    ○ 90   ○ 90    180    スタメン9試合
   中村 優太郎    ▲ 35   ○ 90    125    スタメン6試合