高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権は、今の方式(リーグ+トーナメント)で行われるの最後みたいである。
今年が第21回目。
僕はその前年に行われたプレ大会の時から、高校チームとクラブチームが混じって行われるこの大会には注目してました。
当初は、前年優勝地域+各地域代表9チーム+推薦の16チームで行われていた。各地域代表は、各地域の総体優勝チーム。たとえば、四国は四国総体。
1995年からはクラブチームがクラブユース選手権の上位チームが出てくるようになり、そして、2003年には各地域代表は各地域のプリンスリーグ上位チームが出場するようになり、翌2004年からは出場チーム数が24チームに増えた。
来年からはこの大会にかわり、全国リーグが行われる予定である。
西と東の10チームずつ。
通年(4月~12月)でホーム&アウェイ方式で行うとのこと。
これで各地域のプリンスリーグが今までは各地域のトップリーグであったが、これからはそういう訳でもなく、どこの大会につながるわけでもなく、プレーする選手にとってはモチベーションの維持が難しい気もする。(まぁ、翌年の全国リーグにはつながっているが)
サッカー協会は、通年のホーム&アウェイ方式を各地域のプリンスリーグ、そして、各都道府県リーグにも行わせたいようだ。
多くの選手に出場機会を与えるようにするためにも、Bチームがプリンスリーグに参加することも今後はあり得るのかもしれない。
個人的には、ホーム&アウェイはプリンスリーグ、全国リーグに限定した方がよさそうだとは思う。ホーム&アウェイで行うことにより、夏場の試合はホームチームの裁量により、暑さを避けた早い時間であったり、夕方からやナイターとかでも行われてもよいのでは、と思う。
▽過去の高円宮杯、四国代表チームの成績 第1回 1990 南宇和高校 (1) ● 1回戦敗退 第2回 1991 徳島市立高校 (1) ○○□○ 優勝 第3回 1992 南宇和高校 (2) □○● ベスト4 徳島市立高校 (2) ■ 1回戦敗退 第4回 1993 高松商業高校 (1) ● 1回戦敗退 南宇和高校 (3) ○● ベスト8 第5回 1994 高松商業高校 (2) ● 1回戦敗退 第6回 1995 南宇和高校 (4) ● 1回戦敗退 第7回 1996 徳島商業高校 (1) ● 1回戦敗退 第8回 1997 南宇和高校 (5) ○○● ベスト4 徳島商業高校 (2) ● 1回戦敗退 第9回 1998 高松商業高校 (3) ● 1回戦敗退 第10回 1999 高松商業高校 (4) ● 1回戦敗退 第11回 2000 徳島商業高校 (3) ● 1回戦敗退 第12回 2001 高松商業高校 (5) ○● ベスト8 第13回 2002 高知高校 (1) ● 1回戦敗退 第14回 2003 愛媛FCユース (1) ●●○ GL敗退 第15回 2004 愛媛FCユース (2) ●●● GL敗退 第16回 2005 愛媛FCユース (3) ●△● GL敗退 第17回 2006 高知高校 (2) ●●△ GL敗退 第18回 2007 徳島ヴォルティスユース (1) △●● GL敗退 第19回 2008 愛媛FCユース (4) ●●● GL敗退 第20回 2009 愛媛FCユース (5) ●△● GL敗退 第21回 2010 愛媛FCユース (6) ●●
プリンスリーグ設立前後で比較すると、設立前の2002年までは、10勝15敗(優勝が1回、ベスト4が2回)だが、設立後の2003年以降は、1勝4分18敗。(いまのところ)
四国のレベルが急激に落ちた、、という訳ではなく、2002年まで、各地域予選はトーナメントであり、強豪チームも負けることがあり、高円宮杯自体のレベルもそんなには高いわけではなかった。
しかし、プリンスリーグが設立後は、強豪チームが各地域の上位に入り、そのまま高円宮杯に出てくることになり、高円宮杯のレベルも一気にあがった。そのため、非常に苦戦を強いられることになっている。
第21回となる高円宮杯で、一度も出場したことがない都道府県は、山形県、栃木県、三重県、佐賀県の4県。今年は立正大学淞南高校がプリンスリーグ中国で3位に入り初出場を果たし、これが島根県初であった。ちなみに昨年も総体で2位に米子北高校が入り、これが鳥取県初であった。
▽2003年以降の高円宮杯出場(クラブチーム、高校チームの数) 年 クラブ 高校 2003 5 11 2004 9 15 2005 11 13 2006 9 15 2007 14 10 2008 14 10 2009 13 11 2010 16 8
最初は高校勢が過半数を占めていたが、2007年からクラブチームの数が逆転し、ついに2010年には高校勢の倍となる16チームが出場を果たしている。
▽高円宮杯出場回数 (2003年以降) 1 東京ヴェルディユース 16 (7) 2 横浜 F・マリノスユース 12 (6) 3 サンフレッチェ広島F.Cユース 11 (8) ガンバ大阪ユース 11 (6) 5 市立船橋高校 10 (6) 国見高校 10 (2) 鹿児島実業高校 10 (2) 8 コンサドーレ札幌U-18 9 (7) 静岡学園高校 9 (6) 浦和レッドダイヤモンズユース 9 (5) 11 青森山田高校 8 (8) 星稜高校 8 (6) 名古屋グランパスエイトU-18 8 (6) 東福岡高校 8 (4)
8年連続出場はサンフレッチェ広島F.Cユース、青森山田高校の2チーム。
[次回ゲーム・四国ダービー] 9月19日(日) 19:00 ~ ニンジニアスタジアム 徳島ヴォルティス vs 愛媛FC
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