プリンスリーグU-18四国、第9節

本日、プリンスリーグU-18四国第9節がTSVで行われた。

第9節までの結果で、高円宮杯出場1チームが決まるのだが、今節試合がない愛媛FCユースが第8節に優勝を決めてしまい、今節は、主に残留争いが中心の第9節となった。

徳島ヴォルティスのトップチームの練習がBコートで行われたため、プリンスリーグは、Aコートと人工芝に分かれて行われた。
11時から徳島市立高vs高知高の試合を観戦。徳島市立高は総体以後、背番号が大きく変わってしまっていた...。
とりあえず、FW武田くん、DF真杉くん、そして河野くんが出ていることを確認。河野くんは前半は分からなかったけど、後半に近くで見ることができ、河野くんだというのがようやく分かった。結局両サイドハーフ以外は全員分かったんですが、やはりだいぶ変わってますね。3年生も何人かは引退したんでしょうね。
さて、試合の方は、前半6分に高知高DF7番のミドルシュートが決まり高知高が先制。前半は高知高ペースで進むも、前半28分に11番酒巻くんが倒され、そのPKを29分に戎谷くんがやや中央に蹴り込んで同点。前半45分には、徳島市立高の13番武田くんがGKがこぼしたところをヘッドで押し込み逆転に成功。
前半、徳島市立高はDF3番真杉くんが何本かいいシュートを打っていた。もともとFWであっただけに、いい感じでした。
後半はほぼ互角でした。リードしている分、やや徳島市立高が落ち着いて試合をしている感じでした。高知高は何人か選手を入れてはポジションを変えて攻撃の形を作ろうとしていましたが、結局試合はこのまま2-1で徳島市立高が勝って勝ち点を9に伸ばした。

この時点で、南宇和高と高知高の陥落が決定。同時に行われていたもう1試合は香川西高が2-0で勝ち3位攻防戦を制した。

13:30からは徳島ヴォルティスユースと明徳義塾高が対戦。徳島ヴォルティスユースは前節と同じメンバー。
前半9分に大西泰登くんがGKをかわしてシュートし、あっさりと先制。前半18分には左サイドを突破した桑島くんからのクロス、中央の友成くんには惜しくもあわず。友成くんの前でクリアをした明徳義塾高DF4番がこのクリアでケガをして交代。
22分には右サイド窪田くんからのスルーパスに大西泰登くんが抜け出して2点目。38分には、大西泰登くんが、あの位置からあのコースへ、という驚きのシュートで見事にハットトリックを達成。39分には大西泰登くんが右サイドからいいクロスをあげて中央で待っていた中川くんがトラップしてシュート。4-0と突き放した。
前半ロスタイムに明徳義塾高7番の中嶋くんに決められて4-1と3点リードして前半を折り返す。
猛暑で後半はお互いのチームの選手とも足がとまったような感じの試合となりました。後半35分、明徳義塾高のFKを7番の中嶋くんが直接決めて4-2。2点差となりました。その後、選手を入れ替えながら、なんとか逃げ切り、4-2で勝利。

この試合の結果、徳島市立高の残留、そして明徳義塾高の陥落が決定。明徳義塾高は勝てば残留でしたが、前半のDFがケガで交代したのも痛かったかもしれません。

これでこの冬のプリンスリーグ第10節から第14節は、1位愛媛FCユース、2位松山工業高校、3位香川西高校、4位済美高校、5位徳島ヴォルティスユース、6位徳島市立高校の6チームで行われることが決まった。
一応、対戦順は以下のようになっていますが、ひょっとしたら変更があるかもしれません。

後期があるため、閉会式ではなく、今日は順位発表のみが行われました。このためだけに愛媛FCユースも徳島までやってきていて、高円宮杯への抱負を小原主将が述べていた。

さて、今日の試合で印象に残ったことなど。

・昨年徳島ヴォルティスジュニアユースにいた選手があわせて8人ピッチにたちました。特に徳島市立高の右SBの河野くんはジュニアユースでは同じポジションに窪田くんがいたため、高円宮杯ではスタメン出場はならなかったのですが、1年生で徳島市立高の中で出場しているのを見てうれしかったり、と。

・大西泰登くんが6得点。これは徳島ヴォルティスユースのプリンスリーグの歴史の中で現徳島ヴォルティスの岡卓磨選手1年時の5得点を抜く記録。

・明徳義塾高の7番中嶋くんは本日2得点。昨年末のJFA U-17地域対抗戦2009にU-17四国高校選抜としては高知県からただ1人選ばれてたんですね。

・中川くんがユースの公式戦では初得点かな。おめでとうございます。

・徳島ヴォルティスユースのプリンスリーグ四国でのハットトリックは、史上4人目(延べ5人目、通算47試合)。2006年、プリンスリーグ四国参戦1年目に前田くん(関西社会人リーグ1部阪南大クラブ)が2回、中村くん(JFL SAGAWA SHIGA FC)が1回、そして前節の西岡田くんに続き4人目。ところで、トップチームはJ2参戦6年目(通算249試合)で、いまだにハットトリック達成者がいない。そろそろ、次の節目250試合で達成して欲しいものですね。

▽第9節(7/17)
  徳島市立高校           2-1(2-1,0-0) 高知高校     ▽得点者【徳】戎谷、武田【高】前田
  済美高校               0-2(0-2,0-0) 香川西高校   ▽得点者【香】佐々木卓、近藤
  松山工業高校           2-0(1-0,1-0) 南宇和高校   ▽得点者【松】平岡、西山
  徳島ヴォルティスユース 4-2(4-1,0-1) 明徳義塾高校 ▽得点者【徳】大西泰3、中川【明】中嶋2

▽第10節(11/20)
  11:00 済美高校     - 徳島ヴォルティスユース
  11:00 松山工業高校 - 香川西高校
  13:30 愛媛FCユース - 徳島市立高校
▽第11節(11/23)
  11:00 松山工業高校 - 済美高校
  11:00 香川西高校   - 徳島市立高校
  13:30 愛媛FCユース - 徳島ヴォルティスユース
▽第12節(12/4)
  11:00 香川西高校   - 徳島ヴォルティスユース
  11:00 松山工業高校 - 徳島市立高校
  13:30 愛媛FCユース - 済美高校
▽第13節(12/11)
  11:00 松山工業高校 - 徳島ヴォルティスユース
  11:00 済美高校     - 徳島市立高校
  13:30 愛媛FCユース - 香川西高校
▽第14節(12/18)
  11:00 徳島ヴォルティスユース - 徳島市立高校
  13:30 香川西高校             - 済美高校
  13:30 愛媛FCユース           - 松山工業高校

▽順位表(7/17)
                          試 勝 分 敗 得 失  差 点 愛松香済ヴ市明南高
 1 愛媛FCユース            8  7  0  1 30  8 +22 21 －○●○○○○○○ 高円宮杯出場
 2 松山工業高校            8  6  1  1 24 12 +12 19 ●－△○○○○○○
 3 香川西高校              8  5  2  1 15  5 +10 17 ○△－○○●○△○
 4 済美高校                8  4  1  3 26 16 +10 13 ●●●－△○○○○
 5 徳島ヴォルティスユース  8  4  1  3 16 13  +3 13 ●●●△－○○○○
 6 徳島市立高校            8  3  0  5 13 30 -17  9 ●●○●●－●○○
 7 明徳義塾高校            8  2  0  6 12 25 -13  6 ●●●●●○－○● 陥落
 8 南宇和高校              8  1  1  6  6 20 -14  4 ●●△●●●●－○ 陥落
 9 高知高校                8  1  0  7  5 18 -13  3 ●●●●●●○●－ 陥落