山下敬吾棋聖が4連覇

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山下敬吾棋聖が依田紀基九段の挑戦を受けていた棋聖戦。4勝2敗で勝って防衛。4連覇を達成。
囲碁の棋戦は連続5期または通算10期で名誉称号をもらえるのだが、1993年以来久しくでてなかった。山下敬吾棋聖はその連続5期獲得にあと1期となった。

■名誉称号獲得者一覧
 名誉棋聖
   藤沢秀行  1981年 連続5期
   小林光一  1990年 連続5期
 名誉名人
   趙治勲    1984年 連続5期
   小林光一  1992年 連続5期
 名誉本因坊
   高川格    1956年 連続5期 二十二世本因坊秀格
   坂田栄男  1965年 連続5期 二十三世本因坊栄寿
   石田芳夫  1975年 連続5期 二十四世本因坊秀芳
   趙治勲    1993年 連続5期 二十五世本因坊治勲
 名誉十段
   なし
 名誉天元
   林海峰    1993年 連続5期
 名誉王座
   加藤正夫  1987年 連続5期
 名誉碁聖
   大竹英雄  1984年 連続5期
   小林光一  1992年 連続5期

今まで延べ12人が達成しているが、1993年の趙治勲九段の名誉本因坊、林海峰九段の名誉天元以来実に16年のあいだ該当者がでていない。
その間は戦国時代の様相で、依田紀基九段らがひっぱってきたが、依田九段は名人戦連続4期、碁聖戦通算6期とあと少し。名人戦男とも呼ばれていたが、最近は名人戦のタイトル戦からも遠ざかっている。
そして、依田九段の次の世代、30歳前後の張栩九段、高尾紳路九段、山下敬吾九段、羽根直樹九段らが台頭。依田九段の世代はすっかり飲み込まれた感じだ。

この30歳前後の世代で、山下敬吾九段が棋聖4連覇、張栩九段は名人2連覇中と碁聖3連覇中、そして王座・天元の4冠、羽根直樹九段は本因坊、高尾紳路九段は十段。4人で7冠を分け合っている。

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