羽生、十九世名人の資格を獲得!!

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ついに羽生善治が永世名人の資格を獲得した。
羽生が初めて名人を獲得したのは 1994年。前年度に米長名人が誕生していて、来年は羽生が挑戦しに来る、と予言してその通りになった。

この時点で谷川浩司は名人4期獲得。まだ永世名人の資格を持っていなかった。
飛ぶ鳥を落とす勢いの羽生に十七世名人は羽生か?と思わせたが、羽生は3期連続獲得した後の1997年谷川浩司の挑戦を受けて2-4で敗れた。
これで谷川浩司は名人位通算5期獲得で十七世名人の資格を獲得した。
その後、しばらく名人戦の舞台に登場できなかった羽生だが、2003年、森内に挑戦し、4-0 で破り通算4期目。今度こそ、十八世名人は羽生のものかと思われた。

しかし、翌年、森内のリターンマッチを受けて2-4で敗れ、さらにその翌年も森内に3-4で敗れた。森内俊之はその勢いで4連覇。通算5期を獲得し、十八世名人の資格は森内の手に。

そして、今年、羽生が名人戦の舞台に戻ってきた。名人戦の森内-羽生は5回目。これは、大山-升田の9回、中原-米長の6回につぐ3番目の記録である。
そして、そして、今日、羽生が森内を破り名人位通算5期。十九世名人の資格を獲得、である。


■永世・名誉称号一覧
 永世竜王[連続5期または通算7期]:なし
 永世名人[通算5期]:(故)木村義雄、(故)大山康晴、中原誠、谷川浩司、森内俊之、羽生善治
 永世九段[連続3期]:(故)塚田正夫
 永世十段[通算10期]:(故)大山康晴、中原誠
 永世棋聖[通算5期]:(故)大山康晴、中原誠、米長邦雄、羽生善治、佐藤康光
 永世王位[連続5期または通算10期]:(故)大山康晴、中原誠、羽生善治
 名誉王座[連続5期または通算10期]:中原誠、羽生善治
 永世棋王[連続5期]:羽生善治
 永世王将[通算10期]:(故)大山康晴、羽生善治
 名誉NHK杯[通算10回]:なし


永世竜王は現在獲得者がいないが、現在渡辺明が連続4期獲得中、そして羽生善治が通算6期獲得で、永世竜王に近い位置にいる。
第21期、羽生はなんとか1組5位で決勝トーナメントに決定し、七番勝負出場の可能性を残している。

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